ウデマエE-のスプラトゥーン分析

底辺イカがのし上がるためにスプラトゥーンを分析するブログ

サーモンランで勝ち上がるための立ち回り: 基本編

サーモンランをしていて、味方にこう動いてほしいなー(逆にいうと、これをやってくれないと厳しいな)ということをまとめます。 想定ランクはタツジン以上です。

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まず大前提として、チーム冷麺さんの以下の動画を見ておくと良いと思います。(というか自分もこれを見て学びました)

【Splatoon2】【サーモンラン解説#1】これを見ればサーモンランの全てがわかるゆっくり解説動画☆☆☆通常Wave前編 - YouTube

【Splatoon2】【サーモンラン解説#2】これを見ればサーモンランの全てがわかるゆっくり解説動画☆☆☆通常Wave後編 - YouTube

【Splatoon2】【サーモンラン解説#3】これを見ればサーモンランの全てがわかるゆっくり解説動画☆☆☆特殊Wave編 - YouTube

【Splatoon2】【サーモンラン解説#4】これを見ればサーモンランの全てがわかるゆっくり解説動画補足説明と間欠泉順番編 - YouTube

これを見て実践できるなら、正直以降の説明は何もいらないです…。

ブキ構成を見て役割を考える

4人チームの中でのブキ構成によるので、役割はやや流動的ですが、その中でも「この相手にはこのブキ(あるいはこの相手にはこのブキ"でない")」というのがほとんど決まっている場合があります。

ブキ構成はアルバイト募集の段階、担当ブキはアルバイト開始時にはすでに決まっているため、あらかじめ「このブキがきたらこう動こう」という立ち回りを決めておくと良いです。 以下で紹介する対応はあくまで目安に過ぎないですが、おそらく暗黙的にこれらの役割が期待されているといっても良いかと思います。 ある相手に対して得意なブキの担当になったら、その相手が来たら積極的に狙いに行ったほうがいいですし、味方が苦手なブキになったとしたら、自分が代わりに相手をしてあげる必要があります。

積極的に狙うべき相手と対応するブキ

遠距離武器とバクダン

頭の先端に狙うべき場所があるので、単射程では狙いづらい…ということは、裏を返せば長射程は積極的に狙いに行かなければならないということです。 チーム構成の中で最も射程が長いブキは、暗黙的にバクダン担当だと思われるので、期待に応えてあげるといいでしょう。

ブラスターとタワー

ブラスターの爆風によって、タワーは一瞬で崩れます。概ね2〜3確くらいでしょうか。 タワーはステージの端に現れるので、出現を確認したらまずブラスターは最速で狙いにいきましょう。 もとよりタワーは放置しておくと非常に厄介なオオモノなので、一刻も早く倒してしまったほうがいいです。 基本的にタワーは遠方にいるので、他にもスピナーやエクスプロッシャー、オーバーフロッシャーなどが狙いに行くべきでしょう。

ただ、タワー自体が非常に厄介なので、特に野良アルバイトでは他のブキに狙いに行け!と願うよりは、もうどんなブキでもいいから倒しに行ったほうが良いことが多いです。

ローラーとシャケ、コジャケ

普段は特段ローラーの役割にしなくてもよい(というか邪魔なので誰でも倒したほうがいい)ですが、グリルのときだけはコジャケが非常に鬱陶しいので、ローラー担当は(場合によってはグリルよりも)コジャケを掃除しましょう。他にチャージャーなどがいる場合は、その人たちにグリルを任せてしまったほうがいいです。その人たちが狙いやすいように、コジャケは責任を持って掃除しましょう。

基本的に狙うべきでない相手とブキ

単射程ブキ(ホクサイ、パブロ、プロモデラーなど)とバクダン

頭のバクダンに届かないので、ほぼ無理です。高低差があるならまだしも、そもそも狙いに行くべきではないです。 ブキ構成的にこのようなブキがある場合は、他のブキがより積極的にバクダンを担当してあげなければなりません。

チャージャー、ローラーとタワー

タワーを倒し切るために、積み重なった鍋の回数だけ撃たなければならず、時間を大きく浪費します。基本的に時間の無駄なので、他のブキに倒してもらいましょう。

チャージャーとコジャケ

まず、足元をちまちま動くコジャケに対してチャージャーはとても苦手です。 もちろんボムを転がしたり、ノーチャージでシャケを処理することはもちろんありますが、チャージャーの役割としてシャケ程度に遊ばされるのはもったいないです。 他のブキが積極的にチャージャーを自由に動かせるようにサポートしてあげるとよいでしょう。

そのかわりにチャージャーが狙うのは、もちろんオオモノ全般(タワーを除く)です。

適切なタイミングでスペシャルを使う

たまに、謎のタイミングでスペシャルを使う人がいます。全滅するよりはマシですが、そんなところで使わなくとも…という感じです。

使うべきタイミング

自分が死にそうなとき

基本的には死にそうなときにそれを回避するために使います。が、これも考えもので、いくつか注意事項があります。

そもそもスペシャルは、危険な状況で役に立つ順番があります。私見ですが:

スーパーチャクチ > ジェットパック > ハイパープレッサー > スプラッシュボムピッチャー

右になればなるほど「危険になったと分かってから使っても遅い」スペシャルになります。

スーパーチャクチ

最も危険時に役に立つスペシャルなのですが、バクダン相手には「バクダン準備状態(つまり頭が膨らんでいるとき)」、ヘビには「しっぽがむき出しになっている状態(つまり胴体とかで遮断されていない状況)」に使わないと、せっかくチャクチを使ったのにオオモノが倒せず、結果的になんの解決にもならなかった、という状況になります。そこだけ注意すれば、シャケに囲まれている状況を一気に打開できるので、とても頼りになるスペシャルです。

ジェットパック

せっかく遠くを撃つことができるので、足元の敵を狙うよりは、遠くのタワーや肩パッドなどを狙ったほうがいいです。あとは、危険な状況ということはそもそも味方が死んでいるケースだと思うので、死んでいる遠くの味方に対して(生き返らせる意味で)撃つ、というのも有効です。スペシャル終了時に発動場所に戻ったらシャケに囲まれていて死んだ、ということがないように気をつけましょう。

ハイパープレッサー

ハイパープレッサーは、囲まれてから撃っても遅いです。そもそも一方向の敵を倒すのに役に立つスペシャルなので、四方八方を囲まれていると何の役にも立たないままやられることになります。ですが、ドンブラコのように縦長のステージだったりするとある程度まとめて倒せるのと、本当に危険なときは遠くの味方を生き返らせるためだけに使ったりします。もっとも、ハイパープレッサーは後述の通りグリルやハコビヤで唯一無二の効果があるスペシャルなので、できれば温存しておきたい…というスペシャルでもあります。

スプラッシュボムピッチャー

最も使い所が難しいです。このスペシャル一発で打開できるケースは…思い浮かびません。使ったところで倒せるのはシャケしかいない(オオモノを一発で倒せる力もない)し、本当に囲まれているときに使っても爆発するまでのタイムラグがあって遅いし、非常に使い所が難しいスペシャルです。

「ここぞ」という使い所がないということは、ある程度気軽に使っても構わないということでもあります。スペシャルの特性上、危険な状況になってから使っても遅いブキなので、「やや」囲まれそう、という状況でさっさと使ってしまっても良いと思います。

特定の特殊wave

ハイパープレッサーくらいですが、ハコビヤとグリルではハイパープレッサーは積極的に狙いましょう。

ハコビヤでは、コンテナイクラ吸収前に近づいてくるときに、中央やや上を狙うことで、金イクラを大量に吐き出させることができます。 特に1回目のコンテナイクラ吸収時(前)は、仲間からもほぼ必須で期待されると思っていいです。(たまにやらない仲間がいると、「え?なんで?」って思います) 2回目は、waveノルマを達成しているときは、特段使う必要はないでしょう。

グリルは、非常に危険な特殊waveなので、まずクリアが非常に難しいです。そのため、グリルを問答無用で止めることのできるハイパープレッサーは、かなり重宝します。

使うべきでないタイミング(だけどたまに見る光景)

オオモノ一匹相手

基本的に、オオモノ一匹相手にスペシャルを使うのはもったいないです。よっぽど危険な状況でないと使う価値がない。先述した「ブキと相性が悪いオオモノ」になったとしても、1匹に使うのは考えものです。味方の支援が全然得られそうにないとき、かつwave3くらいで使うくらいでしょうか。

自分が死んでもクリアできるとき

例えば、残り数秒でwaveクリア、かつ生存状況的に余裕があるようなときです。その場合は使うのを諦めて、死んだままwaveを通過したほうが良いでしょう。

常に味方の生存状況を見られるようになると、このようなことが起こらなくなると思いますが、それが分からないうちは、スペシャルを使ってしまってもしょうがないでしょう。 スペシャルを抱え落ちして全滅するよりは10倍マシです。

その他気をつけること

wave開始前の時間は大事な準備

wave開始前は、とにかく壁を塗りましょう。そこらへんの平地を塗るよりは遥かに大事です。基本的にシャケは壁を登れないので、いかに逃げ道を確保しておくかが生存の基本になります。これは、タツジンでも全員やっていることはほぼなく、誰かしら遊んでる(本人にそのつもりがなくても)のをよく見かけます。

ノルマ達成が最優先

たまにキルするあまりほとんどイクラを納品しない人がいますが、その分ノルマ達成までのタイムリミットが負担として重くのしかかるので、少なくともそのwaveのノルマ達成付近までは速やかにイクラを納品したほうがよいです。

基本的なルーチンとしては、「倒す→金イクラ拾う→スプラッシュボムを敵のいるところに転がしておく→その間に納品→前線に戻る」という感じです。こうすることでインクが無駄になるのを防ぎます。ただ、特にタワーや肩パッドは危険なオオモノなので、上記ルーチンを崩してでも先に倒したほうが良いことももちろんあります。

味方の生存状況を常に確認する

基本的にノルマは4人が生存した状況で、それぞれの仲間が力を発揮することで達成できます。3人くらいまではなんとかなりますが、2人になると、シャケから狙われるわ逃げ場をなくされるわで、基本的に危険な状態になるので、2人死んだら生き返らせるのを優先的に行ったほうがよいです。残り時間に余裕がある状態で2人死んでいる状況だと、そもそも納品ペースが遅くて時間切れになる可能性がとても高いです。

納品ペースを常に考える(残り時間と金イクラ納品数を見る)

アルバイトを続けていると、「あれ…このままのペースだとwaveクリアできないんじゃ」というのがなんとなく分かってきます。1匹のオオモノ相手にずっと手こずっていたり、金イクラの納品ペースが全然あがらない状況です。そうした場合は、惜しみなくスペシャルを使ったりして、ペースを上げましょう。wave1や2で落ちると、そもそもランクが下がってしまうので、どうせクリアできないならせめてwave3まではいきたい、それまでは全力でやる、といった精神です。

ただ、スペシャルを使ったところでいきなり大量の金イクラが得られてペースが上げられるケースがそうそうあるわけでもないので、為す術もなく時間切れになる、ということももちろんありえます…。

ノルマを達成したら逃げることも視野に入れる

各waveの終盤は、シャケが大量に湧いて危険な状態になります。つまり、自ずと死ぬ可能性も高くなります。

よくあるのが、残り10秒くらいで納品ノルマ達成済み、だけど味方が全員死んでいて、生き残っているのが自分だけ、みたいな状況です。この場合は、近くに生き返らせられる味方がいなければ、もうシャケを倒すよりひたすら遠くに逃げまくったほうが良いです。そもそもシャケが全員(生き残っている)自分に集中するので、ちょっとやそっとの攻撃ではなんともなりません。倒すならスペシャルを使う、倒さないなら逃げるか味方を生き返らせるしかない。ただ、自分だけ生き残っているということは、他の味方は遠くでやられている状況が多く、生き返らせたくても遠すぎることが多い。残り10秒程度なら、逃げればなんとかなることが多いです。

逆に、残り20秒くらいだと結構怪しいです。スペシャルを使ってでも味方を生き返らせたほうがよいかもしれません(自分はそうしています)。 この行動を起こすためには、そもそも「味方の生存状況」「金イクラ納品状況」「残り秒数」を常に見なければなりません。が、それを気にできると行動が変わり、生存確率がかなり高まるので、非常に有効です。

何よりこれができると、waveをクリアすると味方全員から「ナイス!」を貰えるので気持ちいい、というのもあります(笑)。

イクラを納品しやすい状況を作る

モグラはかなり倒しやすい部類に入るので、基本的にコンテナの近くまでおびき寄せてから倒すのが基本です。同様に、テッパンもコンテナ近くまでおびき寄せましょう。タツジンくらいだとモグラは結構気にしてみんなコンテナ付近で倒すことが多いのですが、テッパンはかなりの確率でその場で倒されてしまいます…。

ただ、そのオオモノに時間を取られすぎて、残り時間が短くなったり、他のオオモノがわきすぎて危険な状況になるくらいなら、もうその場で倒してしまった方が良いです。状況によりますが、基本的にはコンテナ近くで倒すことを心がけましょう。

終わりに

特殊waveの戦い方や、各ステージの戦い方、各ブキの振る舞いについて紹介したいのですが、長くなりすぎるので、また次回以降に…。

サーモンランは、ガチマッチやレギュラーマッチと違って、オンラインフレンドと「協力して」敵を倒すモードなので、気軽にやれて自分は結構好きです。それだけに、協力してクリアするととても楽しいし気持ちいいので、ぜひ覚えてうまくなっていきましょう。

スプラトゥーン2で勝つためにどうやって上手くなっていくかを考える

ガチマッチで勝つための行動指針を考える

スプラトゥーン2で上手くなりたい、試合に勝ちたいと思ったときに悩んでネットを見ると、たいてい以下のような意見があったりします。

  • キルを取れば勝てる。
  • エイムが全て。
  • 立ち回りを考えろ。エイムが悪くても勝てる。
  • 強いブキを使え。

それはもちろんそうなのですが、結局何が正しくて何をしたらいいのか分からない、という人もいらっしゃるのではないでしょうか。 立ち回りをよくしろと言われても、そんな曖昧なものにどうしたらいいのか途方にくれる方もいらっしゃるかもしれません。あるいは、自分が勝てないのはエイムと立ち回りが悪いからだと思い込んでいる方もいらっしゃるかもしれません。 全部できれば当然いいのですが、そんなことができるのは一握りなので、下手な人が順当に上手くなっていくにはどうしたらいいのかがポイントになります。 そういった人たち向けに、自分なりに悩んで考えていることを、優先順位をつけて紹介します。

大まかに以下のような順位で考えています。

  1. ルールを覚える
  2. ステージ構成を覚える
  3. 状況を見る
  4. 個人技を磨く
  5. チームプレイを磨く

ただ所詮はウデマエE-なので、そういう考えもあるんだな程度に考えていただければと思います。 違う人がいれば違う考えがあるのは当然ですし、この考えが絶対的な正解という訳もありません。 ただ、この考えにしっくりくるようであれば、行動を変えてみるといいかもしれません。

1. ルールを覚える

ガチマッチにおいてのルールを詳細まで覚えます。当たり前だ、思われるかもしれませんが、分かっていない人が結構いる気がします。 そもそも、ガチマッチは「相手よりカウントを進める」ことが最小かつ最大のルールですが、それ以上のことを分かっているでしょうか?

例えば、ガチホコにおいて、ホコを相手の陣地までより深く持っていけば勝ち、というのは誰でもわかると思います。ただ、どこまで持っていけばカウントが何まで進むのかわかるでしょうか。ホコをステージ外に捨てたら、ホコはどうなるかわかるでしょうか。負けていても、試合が延長時間に持ち込むことがありますが、その条件は分かるでしょうか。他にも細かいルールが決まっています。

  • ヤグラはキープしていると味方のスペシャルゲージが貯まる
  • ヤグラは戻されても、一度進んだカウントまではより高速に進めることができる
  • アサリは持っている敵を倒すと、敵のアサリが散らばる
  • アサリはイカスフィア、スーパーチャクチ使用時に散らばってしまう
  • 味方のアサリ保有量を見ることができる
  • などなど...

これを、単に「相手よりカウントを進める」とだけしか知らないと、自ら不利な状況を作ってしまったり、味方の行動が理解できず連携できなくなったりします。

なぜルールを覚える必要があるかというと、「その状況において自分が取りうる最適な行動が決定できる(そのための選択肢を絞ることができる)」「相手がとってくる行動が予測できる」からです。

なぜこれが最優先かというと、知識としてこれが分かっていてようやく次の行動を変えることができる大前提だからです。しかも、ゲームをしなくても理解することができます。 陸上選手が、腕立て伏せをいくら繰り返しても、強くなるわけないですよね。

ルールは、以下のwikiに詳細にまとまっています。

ガチマッチ | スプラトゥーン2 攻略&検証 wiki

2. ステージ構成を覚える

これも、単にヤグラのルートがこう進むとか、アサリのゴールはここにあるとかそういう浅いレベルではありません。ガチマッチのルールによって、ステージ構成はかなり細かく違います。それぞれによって侵入ルートはバラバラなので、味方が敵陣にどうやって入り込むか、あるいは敵はどうやってこちらに進行してくるかを決定してくる大きなファクターです。 これを知らないと、「なぜ敵がそこにいるのか分からずに不意打ちを食らって死ぬ」ということが容易に起こりえます。また敵からしても、非常に素直なルートからしか攻めてこないので、守りやすいことになってしまいます。

大まかな把握すべき内容は以下です。

  • ヤグラ/ホコ/アサリの侵入ルート
  • メインルート以外のルート
  • チャージャーなど遠距離ブキが待ち構えている場所
  • 敵がよく潜伏していそうな場所(身を隠せそうな場所)

これは資料を見ても分かりませんし、バージョンによって微妙に変わったりするので、最も良いのは事前に「さんぽ」することです。実際にヤグラに乗ってみて、どういうルートが取れて、どこから相手陣地に侵入できるかとか、アサリはどこから侵入できて、どこから投げれば入るのかなどが分かります。

1.と2.を組み合わせると、ホコの最適ルートや、自分が裏取りするルート、あるいは警戒する場所が分かるようになります。

3. 状況を見る

ようやくガチマッチを始められます。ここからは実際にプレイをして慣れていくことになります。 まず何よりも、状況を把握する必要があります。ルールとステージ構成が分かれば、裏取りはできるかもしれませんが、それには状況判断が行えることが必須です。例えば、敵がホコを持って自陣深くまで攻め込んでいるのに、いきなり裏取りをしてもいいことはありません。「ルール」「ステージ」に加えて「状況」が分かってようやく行動を変えることができるのです。 スプラトゥーン2において、試合中に把握できる情報はかなりいっぱいあります。

通常画面であれば以下

  • 視認できる範囲での敵の位置
  • 味方と敵の所持ブキ(それによってサブウェポンとスペシャルも把握できる)
  • スペシャルが貯まっているかどうか
  • 味方/敵の生存数
  • ヤグラ/ホコ/アサリのカウントと現在カウント位置

マップ画面であれば以下

  • 進行方向(特にスタート開始時)
  • メインギアパワー
  • 交戦中の状況と敵、味方の位置

こうした状況をいかに把握できるかによって、戦いやすさが変わってきます。例えば、自分がいかに無双したとしても、ヤグラが実は味方陣地でもの凄く進んでいたということがなくなりますし、敵にイカニンジャをつけている人がいるから、絶対どこかに潜伏しているはずとか、まだアサリが全然貯まっていないからまずは集めよう、といった具合です。

1.と2.と3.を組み合わせると、アクションを起こすタイミングや、自分の行動指針が決まります。

4. 個人技を磨く

結局は1対1で勝たなければならなくなるので、ようやくエイムや立ち回りなどの話になってきます。どんなに状況を把握できても、ここぞというときにデスしてしまっては意味がありません。

  • とにかく死なない。無理してキルを取りに行って死ぬくらいなら安全策を取る
  • 引くルートを把握・確保しておく
  • 相手ブキに応じた戦い方をする(遠距離ブキ相手なら強引に詰める、近距離ブキ相手なら引く)
  • 相手が認識している状況での対面の撃ち合いに持っていかない。潜伏して不意打ちしたり、2対1の数的有利状況を作る
  • スペシャルを有効に使う(ジェットパックを撃ち始める場所、バブルランチャーをどう流せばよいか、ハイパープレッサーはどう使うかなど)

特に相手ブキを踏まえた戦い方を覚えるのは重要で、ナワバリでもガチマッチでも(もちろんフェスでも)基本的に抑えておいて損はないと思います。

  • 相手ブキが何をされると嫌かを把握する
  • チャージャーやスピナーのチャージ間隔を把握する
  • マニューバーのスライド速度、回数、距離を把握する
  • そもそも(自分のブキにとって)絶対的に不利なブキを理解しておく

勝ち負けはともかく、「今後上手くなるために今を捨てる」という覚悟があるなら、この「個人技を磨く」ことを他よりも優先して取り組んでもいいとは思います。

1.〜4.を組み合わせると、そのアクションに対しての失敗が減ります。

5. チームプレイを磨く

これまでの集大成です。「エイムが」「立ち回りが」と言いますが、それはもちろん必要なことなのですが、それ以外を疎かにしては勝てるものも勝てません。一人でヤグラにほとんど関与しないところで全然関係のない敵を倒して無双しても、なんの意味もないのです。

  • 味方がアサリ9個で敵陣に近いから自分がアサリを1個パスする
  • 味方にチャージャーがいるので、前衛ブキの自分が前よりでプレッシャーをかける
  • 味方が全員左を見ているので自分は右を警戒しておく
  • 味方が数的不利で押し込まれているのでヘルプにいく
  • 味方が同じ方向に攻めているので自分は裏取りして挟み撃ちを狙う
  • 味方が全員死んでいるので突っ込むのをやめて一度自陣に逃げる
  • 敵がヤグラにのってカウントが進められそうなのでハイパープレッサーを使って下ろす
  • 敵がメインルート以外から裏取りしていることに気づいて迎え撃つ
  • ひたすらガチホコを押され続けて苦しいので、一度ステージ外に捨てて仕切り直す

結局は、「ルール」「ステージ」「状況」を元に、その都度選択肢を思い浮かべ、そして最適な選択肢をいかに早く取り、実現できるかというのが大事なのです。 さらにこうした判断ができると、味方がなぜそう動くのか(あるいは動いてくれないのか)が分かるので、連携も行いやすくなります。

リーグマッチであれば、味方とより連携できるので、ブキの偏りやステージ構成なども考慮してブキを持ち替えてもいいかもしれません。

1.〜5.を全て組み合わせると、勝利する可能性が高まります。

おわりに

「勝てない」と悩んでいらっしゃる方がいれば、まず自分はどの状況にあって、何が弱いのかを考えてみると良いかと思います。 何にせよ、無策にガチマッチを繰り返しても、磨けるのは所詮個人技くらいで、あとは「なんとなく」ルールやステージを把握できる程度になります。 自分が強くなる/勝つために、磨くべきものが何かをはっきりと把握して戦えば、上達の道は近い…のではないでしょうか。

今更スプラトゥーン2フェス第11回: 調整の結果バケットスロッシャーデコは大幅減・群雄割拠の時代へ

もうとっくにフェス第11回は終わっているのですが、せっかくなので第10回のときに分析したのと同じように第11回の傾向を見てみます。

第11回は予選2回と決勝を含めた合計3回が行われています。

第11回フェスの前に起こったできごと: 第10回フェスのおさらいと調整

splatoon-analysis.hatenablog.com

第10回フェスでは、とにかくスプリンクラーをサブウェポンに持つブキが圧倒的に多く、バケットスロッシャーデコとパラシェルターばかりという状況でした。結果として、流石にこの状況は調整されるだろうと思ったら、案の定ver3.0.0で調整されていました。

【スプラトゥーン2】Ver.2.2.0以前の更新データの内容

よく見ると、スプリンクラーは必ずしも弱くなったわけではなく、塗りが弱くなった代わりに必要インク量も減り、かつ耐久力も上がっているのですが、全体的な評価としては「かなり弱体化した」という印象のようです(すみません、私は使っていません)。

また、第11回フェスの途中である6/1に4つのブキ「デュアルスイーパーカスタム」「Rブラスターエリートデコ」「スパイガジェットソレーラ」「カーボンローラーデコ」が使える様になっています。ですので、第11回フェスのうち決勝だけはこれらのブキを利用することができるようになっています。

第11回フェスの傾向

第11回フェスのみの利用割合がこちらです。

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これまでのフェス全体を通しての利用傾向の推移がこちらです。

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先述の通り、バケットスロッシャーデコやパラシェルターのサブウェポンである「スプリンクラー」が弱体化されたことを受け、利用状況も激変しました。もともと第10回では上位100ケツ×2チームの約半数がバケットスロッシャーデコだったのが、第11回全体を通して20%まで落ち込んでいます(それでも最も使われている傾向にあるのですが)。そのかわりに「その他」のブキが増えており、つまりいろんな武器が使われる傾向が強くなったということがわかります。言い換えると、このブキが強いというわけではなく、どのブキでも強くなれる傾向が高まったと言えます。

その中でも特筆すべきはデュアルスイーパーカスタムで、第11回フェスの決勝でしか使えなかった新しいブキであるにもかかわらずかなり利用されています。決勝だけに限って言えば19%も使われており、これはバケットスロッシャーデコの21%に次ぐ第2位です。私自身も使っていますが、かなり使いやすい上にメインもスペシャルも塗りが強いので、好まれる傾向にあったのでしょう。多分次回調整されるだろうなと思います…。

今後の調整の予想

調整というのは、「どれか1つのブキに偏らずに、みんなが好きなブキを使って強くなれる」ようにするためのものだと思いますが、かといってすべてを均一化することはできないので、現状でもややバケットスロッシャーデコが使われているとはいえ、これ以上の調整はされないのではないかと思います。強いていうならデュアルスイーパーカスタムは登場直後であるにもかかわらず相当使われていたようですので、マイルドな弱体化は行われるのではないでしょうか。

YouTubeでスプラトゥーン2の参考になる人たち

知り合いから「参考になる動画を教えて」と言われたので、せっかくなのでまとめます。

スプラトゥーン2をやっていて、うまくなりたいとか自分に合ったブキを探したいとか単純にスプラトゥーンの楽しさを感じたいとか思ったときに、参考になる人たちの動画(というより自分がよく見ているチャンネル)を紹介します。 もちろん全部見ているわけではないので、他にもいっぱいいらっしゃるのですが…。

ちなみに本当に上手い人たちはopenrecで実況しているようです。 が、無料では過去動画を見られないのと、実況っていうかライブ(プレイの垂れ流し)なので、時間がもったいないので自分は使っていません。要点だけ見たい派なので…。

OPENREC.tv | Gameplay streaming and watching

ちなみにどの方も動画タイトルはかなり釣り気味で、そんな誇張して言わなくてもいいのに、と思いますが、視聴数を稼ぐためにはそうするしかないのかなと思ったりします。なので、動画タイトルの通りに視聴するのではなく、話半分くらいで見たほうが良いと思います。

以下、敬称略です。

特定のブキで上手くなりたい

ゆーへー | スプラマニューバーコラボ

www.youtube.com

スプラマニューバーコラボが上手いのですが、どちらかというとスプラマニューバーコラボというブキを使っていかにうまく立ち回るかというのを解説してくれている感じです。スプラマニューバーコラボを使っていなくても、立ち回りと考え方はかなり参考になるかと思います。 字幕で解説してくれます。

のわ(NOWA) | スプラシューター、N-ZAP85

www.youtube.com

シューター系が総じて上手く、特にスプラシューターやN-ZAP85が得意。考えていることを喋りながらプレイしてくれるので、その時点で何を考えたり何を見ているのかが分かります。

おりべ | プライムシューターコラボ

www.youtube.com

正直言って一番丁寧で分かりやすい動画だと思っていて、なんでこの動画が伸びないんだろうと思っています。 YouTubeの字幕機能を使って丁寧に立ち回りを解説してくれます。プライムシューターコラボならではの考え方や立ち回りが解説の基本になっており、特に同じブキを使う人は相当参考になると思います。

*メシアはボールドさま | スパッタリー、ボールドマーカー

www.youtube.com

この方は、スパッタリーやボールドマーカーが強いっていうより、ガチホコバトルというルールに命を賭けている人です(結果としてこのブキを使っているという感じ)。なので、ブキの使い方というより、ガチホコをどういう風に勝ち抜くかという意味で解説をしてくれます。

はしご | スプラチャージャー

www.youtube.com

この方はスプラチャージャーがもの凄く上手い…のですが、どちらかというとスプラチャージャーの使い方というより、上手いスプラチャージャーはどう立ち回るかというのを解説してくれる感じです。ですので、動画を見て下手なスプラチャージャーが上手くなるかというとそうでもなく、そこそこ上手いスプラチャージャーがめちゃくちゃ強くなるにはどうしたらいいか、という見方をするといいのかな、と思います。

よしざきそうた | スプラチャージャー

www.youtube.com

この方もスプラチャージャーの人で、先述のはしごさんとはまた違った立ち回りを見せてくれるので、合わせて見ると良いと思います。 たまに実況(ライブ)動画を上げてくれているのですが、その時だけで後からは見ることができないのが残念。

自分の好きなブキを探したい

基本的にいろんなブキを紹介してくれている方々で、自分の気になるブキだけ見ても参考になるかと思います。

ななと

www.youtube.com

一応メインはローラーの人(だと思う)のですが、動画的には様々なブキを紹介してくれて、そのどれでもかなり強い(という風に見える)人です。立ち回りはもちろん参考になるのですが、上手くなりたいというより単純にスプラトゥーンを楽しんで見たい、自分に合ったブキを探したい人がいろんな動画を見るといいのかなと思います。

ツトッキー

www.youtube.com

この方もななとさんと同様に様々なブキを紹介しながら上げてくれる人です。ななとさんよりはやや変わった構成での紹介が多い気がします。

ラルフ

www.youtube.com

メインはスクイックリンなんでしょうか?なんでも強いので、気になるブキの動画だけ見たら良いかと。

もの凄く上手い人たち

上手いのですが、かといって解説されるわけでもないので、強者のプレイを参考にしたい、立ち回りを盗みたいっていう人や、単純に「上手いプレイ」を見て楽しみたいっていう人向けです。

スプラトゥーン2のリーグマッチでなりふり構わず1位になる方法

リーグマッチのモード(2人ペア/4人チーム)や時間帯、ルールでランクインの難易度は違うのか

リーグマッチで100位以内になると、イカリング2のランキングで名前を確認することができます。ある意味張り出したランキングに自分の名前が載ることは、1つの目標になります。

これまでの記事では、リーグマッチとブキの関係ということで、ステージやルールごとにブキに偏りがあるか(ひいては、ステージ、ルールによってどのブキが強いか)を見てきました。 結局のところ、どんなルールやステージでも現状ではN-ZAP85やスプラシューターなど、どんなルール、ステージでもそこそこ立ち回れるブキが強い傾向にあります。

splatoon-analysis.hatenablog.com

splatoon-analysis.hatenablog.com

それでは、あとはそういったブキを使ってウデマエをあげていけばリーグマッチで1位になれるのでしょうか? 今回は、もっと別の視点から、ずる賢く戦略的に1位を狙う(あるいは100位以内のランクインを狙う)方法を考えてみます。

【スプラトゥーン2】リーグマッチでランキング50位以内になって分かったランカーになる方法 - 人生楽して得して生きていたい

こちらの記事では、リーグマッチランカーになるためには以下の2つを推奨しています。

  • 4人チームでプレイ
  • 平日にプレイ

実際の肌感としてはそうなのでしょうが、これまでのデータからみてもそうなのかを確認してみます。 また、ルール(ガチホコバトル、ガチエリアガチヤグラ、ガチアサリ)によっても難易度に違いはあるのでしょうか?

使用するデータ

例によって昔すぎるデータを使っても意味がないので、以下の期間のデータを使います。

  • 2017/12/24〜2018/3/31

結論

ランク1位になることが簡単な条件

  • モード: 2人ペアより4人チームの方が簡単
  • ルール: ガチアサリ
  • 時間帯: 月曜〜金曜の05:00〜07:00、または07:00〜09:00の時間帯
  • 最低で2000ptくらい

ランク100位以内になることが簡単な条件

  • モード: 2人ペアより4人チームの方が簡単
  • ルール: 強いて言えばガチホコバトルかガチヤグラ
  • 時間帯: 月曜〜金曜の日中帯(夜以外ならどこでも)
  • 最低でも1500ptもあれば十分ランクイン可能

という感じでした。これに、ブキはN-ZAP85かスプラシューターなどを使えば、環境としては一番"狙いやすい"ことになります。

分析

プレイモードは4人の方が1位を取りやすい

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まず、2人ペアか4人チームかの違いです。上のグラフが1位のポイント、下のグラフが100位のポイントです。

見て分かる通り、1位は明らかに2人ペアより4人チームの方がポイントが低いです。つまり、4人チームの方が低いポイントで1位を取りやすいということになります。一方、100位の方は、概ね4人の方がポイントが低いものの、1位の方と比べてそこまで極端に4人チームのほうがポイントが低いわけでもなさそうです(とはいえ低いことは低い)。

というか、運さえ良ければ1200ptくらいで100位以内に入れるんですね…。その時間帯のほとんど全員で100位入賞してしまうのではないでしょうか。

ルールはガチアサリが1位を取りやすく、ガチホコバトル/ガチヤグラが100位以内に入りやすい

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次に、ルールごとの違いです。上のグラフが1位のポイント、下のグラフが100位のポイントです。 1位の方は明らかに紫色の線=ガチアサリのポイントが低いです。つまり、ガチアサリが低いポイントで1位を取りやすいということになります。 一方100位の方は、ガチアサリのポイントが低いということもなく、どちらかというとガチホコバトルとガチヤグラの方が低めに出ています。

時間帯は平日早朝〜朝が狙い目

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最後に、週間の時間帯ごとの違いです。上のグラフが1位のポイント、下のグラフが100位のポイントです。12/24から毎週のグラフを重ねて表示しています。 1位の方は割とグラフの形がはっきりしていて、低いところはほとんど「5:00〜7:00」の枠か「7:00〜9:00」の枠です。 逆に「23:00〜1:00」が最も激戦になっています。土日は全体を通して高いですね。

100位の方はバラバラで、平日であれば日中の時間帯はどこでもランクインを狙うことができそうです。強いて言うなら午前中でしょうか。

おわりに

ポイントが低いのには理由がある

例えば、4人チームというのはそれだけメンバーを集めるのが大変ですし、仮に集めたとしても4人で情報連携をしっかりすることは更に難しくなります。 従って、4人チームを作る難しさと4人チームで結果を出す難しさの2つがあるため、4人チームはポイントが低くなるのでしょう。

同様に、ガチホコバトルやガチエリアなどと比べてガチアサリは攻守の切り替えが難しく、ルールがほんの少し複雑であるというのもあるかと思います。あとは単純に不人気なのかもしれませんが…。

ということで、4人チームでガチアサリが狙い目ではあるものの、それを狙ったからといって自分が成果を出せるかはまた別の話かなと思います。

そもそもそういう環境を作ることが至難の業

いくら「平日早朝」「4人チーム」だと1位になりやすいとはいっても、それを実際に実現するのはなかなか難しいものがあります。「火曜日の朝7時に(自分以外の)3人の友達を集めてプレイ」ということに付き合ってくれる友人を見つける必要があります。ある意味、そういう友人がいる時点で既に勝ち組なのかもしれません。

おまけ: 大型連休/長期休暇シーズン(冬休み、春休み)は傾向が違う?

土日は学生や小さいお子様などがプレイすることが多いのだとすると、それと同様に冬休みや春休みはプレイヤー層に違いがあるはずです (実際にはどういう層がプレイしているかは分かりません。むしろ土日にしか休みの取れない社会人が多くプレイしているのかもしれませんし)。 しかし結論としては、冬休みシーズンだからといってポイントに大きな差はありませんでした。全体のプレイヤー層は変わるかもしれませんが、トップレベルになるとポイントはそこまで変わらないのでしょう。

ということで、どうしてもリーグマッチで名を残したい人は、ウデマエを上げる以外にこういうところもこだわってみてはいかがでしょうか。

スプラトゥーン2 フェス第10回: top200はバケットスロッシャーデコが圧倒的な利用率

フェス第10回のブキの傾向

フェスの第10回が終わりました。

第9回までの分析は以下の記事で行っています。

splatoon-analysis.hatenablog.com

今回、第10回が終わったということで、どんな情報がアップデートされたのかを見ていきます。 データは、フェス「未知の生物」「先進の技術」チームの100ケツ=合計200人の使用ブキです。 従って、全体の利用割合ではないことにご注意ください。あくまでも、スプラトゥーン2の最上位層はどんなブキを使っているかです。

結論

上記記事でも予想していたのですが、もう圧倒的にバケットスロッシャーデコでした。 第7,8,9回を経てどんどん使用率が上がり、特に目立った弱体化のアップデートもなされていなかったので、まぁバケットスロッシャーデコが多いだろうなと思っていたのですが、これほどとは…。

メインウェポンの使用率: 半数近くがバケットスロッシャーデコ

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もうグラフの通りなのですが、200人中94人、約半数がバケットスロッシャーデコを使っています。

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フェスの第7回から順当に使用率が増えていっています。第2回の頃のプロモデラーRGを凌ぐ、過去最大の占有率です。

また、パラシェルターとヒーローシェルターレプリカが、同じ性能であるにも関わらずブキが違うのでグラフ上は少なく見えますが、合計すると20%使われており、結局バケットスロッシャーデコとパラシェルターで全体の70%近くを占めているという状態です。

サブウェポンの使用率: なんと71%がスプリンクラー

バケットスロッシャーデコが多いので当たり前といえば当たり前なのですが、スプリンクラーが71%という結果になりました。

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スペシャルの使用率: イカスフィアとアメフラシ

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終わりに

自分もプレイしていたのですが、むしろバケットスロッシャーデコはほとんど見なかったので、あれ…予想が外れたかなと思っていたのですが、自分のような底辺と最上位では世界が違ったんですね…。 試しに自分も使ってみたのですが、普段シューターブキばかり使っているのですが、あまりに使い勝手が違いすぎてどうしていいか分からず、1回でやめてしまいました。スプリンクラーもどういう使い方がいいのか、実際に上手い人の動画を見てみたいものです。

ルールに合わせていろんなブキを使える人は凄いですね。

次回は来月に何らかのフェスが行われると思いますが、流石にここまでバケットスロッシャーデコばかりだと、なんらかの弱体化がなされてもおかしくないのではないかと思います。

スプラトゥーン2で真の強者は何のブキを使って"いない"のか: リーグマッチとフェスマッチの公開ランキングから分析

真の強者が使っていないブキは弱いブキ?

今日からフェス第10回が始まりますね。

これまでの分析は、全てリーグマッチtop100のランキングの結果やフェス100ケツの結果を取得して行ったものでした。全てのデータをグラフ上に図示することはできないため、これまでの記事ではグラフ上に「Other」とか「その他」とまとめられた中に、様々なブキが含まれていることになります。

splatoon-analysis.hatenablog.com

splatoon-analysis.hatenablog.com

そもそもリーグマッチでのtop100やフェス100ケツいうのは、スプラトゥーン2における最上位なわけで、そこの中でとあるブキが1回でも使われているならば、そのブキは十分強いブキである可能性を持っているわけです。 ということで、1回でもそのブキが使われている=そのブキは強い、と仮定するなら、逆に1位〜100位で一度も使われていないブキは相対的に弱いと言えそうです(100位以内の誰もがそのブキのポテンシャルを理解して使いこなせていないという可能性もありますが、正直100位以内で気づけていないポテンシャルなんかないも同然だと思っています)。

ということで、逆にリーグマッチのtop100やフェス100ケツで使用されていないブキを調べてみました。 以前のブログでお伝えしたとおり、結局ブキ同士の相性はじゃんけんみたいなものであり、強いブキがあればそれに対してだけ強さを発揮する尖ったブキもあるでしょう。かつ弱いブキは基本的に調整が入るでしょうから、今使われていないからといって今後も使われないことは基本的にないと思います。あくまで2018年4月の時点ではこういう状況である、ということだけに留めておいたほうが無難かと思います。

計測期間

前回の記事と同様に、あまりに古いデータを使っても、そのあと調整が入っているため意味がないため、データは以下の期間に絞っています。

  • 2018/1/1〜2018/4/15

この間にフェスは4回(第6回〜第9回)開催されているため、フェス100ケツは4回×(alphaチーム100人+bravoチーム100人)=800人のカウントになります。 リーグマッチの場合は…1日12回×3ヶ月ちょっと×(ペア2人×100位+チーム4人×100位)=約60万人くらいのカウントでしょうか。

結論

リーグマッチはデータ数も多く、基本的に使われていないブキはありませんでした。つまり、どんなブキを使ってもウデマエ次第ではtop100に入ることができることになります。 フェスマッチは極端で、大半をtop10のブキくらいが占めていて、それ以外はほとんど見ません。これはこれで多様性としてはどうなんでしょうね…。

使用数の一覧

リーグマッチ(2018/1/1〜)

ブキ 使用数
N-ZAP85 53052
スプラシューター 38889
ホットブラスター 33464
スプラローラー 31449
スプラマニューバーコラボ 23526
スプラシューターコラボ 21527
プライムシューターコラボ 18164
バケットスロッシャーデコ 13772
スパッタリー・ヒュー 13379
わかばシューター 12712
ヒーローローラー レプリカ 12680
スプラチャージャー 12458
バレルスピナー 12124
ロングブラスター 12031
ボールドマーカー 10999
ラピッドブラスター 10856
ヒッセン 10824
.52ガロンデコ 9694
ヒーローチャージャー レプリカ 9651
スクリュースロッシャー 8814
スプラスコープ 8665
カーボンローラー 7941
デュアルスイーパー 7432
パラシェルター 7418
スパッタリー 7276
ノヴァブラスター 7246
ヒーローブラスター レプリカ 7225
N-ZAP89 7014
ダイナモローラーテスラ 6588
ヒーローシューター レプリカ 6102
ホットブラスターカスタム 6055
クラッシュブラスター 5903
ジェットスイーパーカスタム 5756
パブロ 5661
バレルスピナーデコ 5542
ダイナモローラー 5490
プライムシューター 4955
ヒーロースピナー レプリカ 4481
ホクサイ 4330
スプラスピナー 4302
.52ガロン 4182
スプラチャージャーコラボ 4052
スクリュースロッシャーネオ 3922
スクイックリンα 3815
スプラマニューバー 3783
ホクサイ・ヒュー 3667
ラピッドブラスターデコ 3625
4Kスコープ 3595
ヒーローシェルター レプリカ 3462
シャープマーカー 3459
Rブラスターエリート 3102
クアッドホッパーブラック 3025
ハイドラント 2784
ボトルガイザー 2699
.96ガロン 2662
バケットスロッシャー 2581
14式竹筒銃・甲 2563
.96ガロンデコ 2553
もみじシューター 2537
スプラスコープコラボ 2326
スプラローラーコラボ 2325
H3リールガンD 2162
リッター4K 2110
プロモデラーMG 2061
パブロ・ヒュー 1977
L3リールガンD 1971
プロモデラーRG 1893
ジェットスイーパー 1884
キャンピングシェルター 1882
H3リールガン 1647
ヒーローマニューバー レプリカ 1620
スパイガジェット 1466
L3リールガン 1461
ソイチューバー 1418
スプラスピナーコラボ 1374
ヒーローブラシ レプリカ 1329
ケルビン525 1099
ヴァリアブルローラー 1050
ヴァリアブルローラーフォイル 1042
4Kスコープカスタム 961
クラッシュブラスターネオ 920
パラシェルターソレーラ 845
ソイチューバーカスタム 820
ヒーロースロッシャー レプリカ 640
リッター4Kカスタム 639
ボールドマーカーネオ 580
ノヴァブラスターネオ 451
ヒッセン・ヒュー 198

下位は最近追加されたブキが並んでいます。単純に期間が短いからですね。 他は…ヒーロー系ブキは標準ブキと性能が同じだから置いておくとしても、一応全てのブキが並んでいるとはいえ、相変わらずのブキが下位にある気がします。ソイチューバーとかヴァリアブルローラーとか…。

フェスマッチ(第6回〜第9回)

ブキ 使用数
バケットスロッシャーデコ 182
N-ZAP85 107
ボールドマーカー 89
パラシェルター 72
スプラシューター 30
ホットブラスター 28
プロモデラーRG 21
スプラスピナーコラボ 19
ラピッドブラスター 15
スプラスピナー 15
L3リールガン 13
スクリュースロッシャー 9
デュアルスイーパー 8
バレルスピナー 8
スプラローラー 7
スパッタリー・ヒュー 6
バレルスピナーデコ 5
わかばシューター 5
14式竹筒銃・甲 5
N-ZAP89 4
スプラシューターコラボ 3
ヴァリアブルローラー 3
プライムシューターコラボ 2
プライムシューター 1
ホクサイ 1
ヴァリアブルローラーフォイル 0
ヒーローマニューバーレプリカ 0
ヒーローチャージャーレプリカ 0
ヒーロースロッシャーレプリカ 0
ヒーローブラスターレプリカ 0
ヒーローシューターレプリカ 0
ヒーローシェルターレプリカ 0
スクリュースロッシャーネオ 0
ジェットスイーパーカスタム 0
ホットブラスターカスタム 0
ヒーローローラーレプリカ 0
ヒーロースピナーレプリカ 0
クラッシュブラスターネオ 0
クアッドホッパーブラック 0
ラピッドブラスターデコ 0
ヒーローブラシレプリカ 0
パラシェルターソレーラ 0
ダイナモローラーテスラ 0
ソイチューバーカスタム 0
キャンピングシェルター 0
ボールドマーカーネオ 0
バケットスロッシャー 0
ノヴァブラスターネオ 0
スプラローラーコラボ 0
クラッシュブラスター 0
スプラマニューバー コラボ 0
スプラチャージャー コラボ 0
スプラマニューバー 0
スプラチャージャー 0
ジェットスイーパー 0
ロングブラスター 0
ホクサイ・ヒュー 0
ヒッセン・ヒュー 0
ノヴァブラスター 0
ダイナモローラー 0
スパイガジェット 0
スクイックリンα 0
シャープマーカー 0
カーボンローラー 0
もみじシューター 0
スプラスコープ コラボ 0
ボトルガイザー 0
パブロ・ヒュー 0
ソイチューバー 0
スプラスコープ 0
プロモデラーMG 0
ハイドラント 0
スパッタリー 0
ケルビン525 0
リッター4kカスタム 0
リッター4K 0
ヒッセン 0
パブロ 0
Rブラスターエリート 0
L3リールガンD 0
H3リールガンD 0
H3リールガン 0
4kスコープカスタム 0
4Kスコープ 0
.96ガロンデコ 0
.96ガロン 0
.52ガロンデコ 0
.52ガロン 0

リーグマッチに比べてやたら極端ですね…。もう何も考えずに上位ブキを使っておけという感じになりました。ウデマエ次第で不人気ブキでもランクインできるのかもしれませんが、本気で100ケツを目指すなら、好きなブキより強いブキを使ったほうがよい、という結論になりました。

終わりに

フェスマッチではなりふり構わず強いブキを使う

リーグマッチはある意味仲間とのお祭りみたいなものなので、好きなブキを使って楽しんで、かつ100位以内に入らなくても別に…という感じかと思いますが、フェスマッチで100ケツを目指す人は文字通り「ガチ」なわけで、そんな状況では好きなブキを使うよりは強いブキを使う、という傾向が顕著に表れました。

さて、スプラトゥーン2において取得できるデータは、フェス100ケツかリーグマッチのtop100の使用ブキくらいなので、今回をもってデータで遊べる範囲は遊んでしまいました。 もう少し統計的な知識があれば、もしかするとブキ×ステージ×ルールみたいな複雑な相関とかを調べることもできるのかもしれないですが、あいにく自分にそこまでの知識がありません。 もう取得できるデータも分析もあらかた行ってしまったので、あとは…何しましょう。 またフェス10回が終わってランキングが公開されたら情報をアップデートするくらいかなと思います。何かこういう分析をして欲しい、というリクエストがあればご連絡ください。

それでは、よいスプラトゥーンライフを。